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健康情報室

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(3)PET検査の有用性


PET検査で全てのがんが発見されるわけではありません



PET検査はがんの診断や早期発見に役立ちますが、すべてのがんに有効なわけではありません。腎臓、膀胱には正常な方でもFDGが集まるため、これらの部位や膀胱に近接する前立腺のがんは発見困難なことがあります。また、早期の胃がん、子宮頚がんなどは従来の検診が有効です。炎症のある部位、良性腫瘍にもFDGは集まります。

検診目的の場合は、PET検査だけでなく、MRI、CT、内視鏡などの他の検査を組み合わせて受診いただくことが大事です。また、他の検診同様、偽陽性(がんではないが、がんの疑いがあると判定すること)、偽陰性(がんであるが、がんの疑い無しと判定すること)があります。なお、FDGの集積は血糖値に影響されるため、糖尿病の方では画像が見にくくなることがあります。

■がん検出におけるFDG-PETの有用性


有用性が高いとされるがん
有用性が高くないとされるがん
・頭頚部がん
・膵臓がん
・大腸がん
・子宮体がん
・肺がん
・乳がん
・卵巣がん
・悪性リンパ腫 など

・肝臓がん
・前立腺がん
・膀胱がん
・胃がん
・腎がん など

※検診ではMRI、CTなどの
 検査を併用し補います。


出典:FDG-PETがん検診ガイドライン(2004) 日本核医学会・臨床PET推進会議 編

効果があるとされているがん検診は?



下表に示すいくつかの検診が、科学的な方法でがん死亡率の減少が認められ、がん検診として効果があるとされています。X線CTによる肺がん検診や、PSAによる前立腺がん検診は、本報告の時点では評価保留とされています。PETがん検診の検診としての有効性も、まだ確認がされていません。

■科学的根拠があるがん検診


部 位
検 査 法
乳房
視触診+マンモグラフィ(40歳以上)
胸部X線検査+喀痰細胞診
胃X線検査
肝臓
肝炎ウイルス・キャリア検査
大腸
便潜血検査
子宮頸部
細胞診

出典:「新たながん検診手法の有効性の評価報告書」厚生労働省研究班(2001年)から抜粋・編集。







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